PCSの選び方。メガソーラーの導入検討中の企業必見!

近年、再生可能エネルギーが注目されていることから、メガソーラーの導入が進んでいます。導入理由はいくつか考えられますが、たとえば地震や台風などの災害時における備え、地球環境への関心の高まりなどです。 メガソーラーのような太陽光発電システムを導入する際には、PCS(Power Conditioning System)の導入も必要となります。そこでPCSとは何かを説明し、PCSの選び方について紹介します。

メガソーラー導入に必要となるPCS(Power Conditioning System)とは?

PCSとはPower Conditioning Systemの頭文字をとった略称で、パワーコンディショナー、またはパワコンとも呼ばれます。 PCSの機能はいくつかありますが、最も代表的なのは電気の直流電流から交流電流への変換です。太陽光パネルにおいて電気は直流電流として発電されます。しかし電化製品で一般的に使われるのは交流電流であり、また送電時の電圧変換等を考慮して、交流電流に変換しなければなりません。そこでPCSが必要となります。

 

PCSの持つ機能とは?

PCSの機能として直流電流から交流電流への変換を紹介しましたが、ほかにも重要な機能があります。

電圧上昇抑制機能

PCSには、電圧がある一定範囲を超えないよう調整する、電圧上昇抑制機能があります。この機能は売電(太陽光発電システムで発電した余剰電力を電力会社に売ること)をする際に必要になるのです。売電をするためにはPCSから屋外の電柱に電気を流す必要があります。このとき、電柱の電圧がPCSの電圧よりも低くなければ、電気は流れません。このように余剰電力がPCSから電柱に流れることを逆潮流とよびます。PCS側の電圧は、法律により定められた一定範囲を超えないこととされています。そのため電圧上昇抑制機能により、電圧が必要以上に高くならないよう調整する必要があるのです。

 

MPPT(最大電力点追従制御)

MPPTとは、可能な限り発電量が多くなるよう電流電圧を調整する機能です。太陽光発電システムは太陽光により発電を行うことから、その発電量は天候や季節、地域の影響を大きく受けることになります。MPPTはそのなかで電流電圧の最大出力点を導き出し、より発電量が多くなるよう調整をするのです。太陽光発電システムの発電効率を維持するためには、必須な機能といえます。

 

  

メーカーによって異なるので注意!失敗しないPCSの選び方

PCSを製造しているメーカーはいくつかあり、仕様もさまざまです。購入する際には用途に適したPCSを選ぶ必要があります。PCSの選び方のポイントを紹介します。

 

PCSの基本性能

PCSの基本性能としてあげられるのは変換効率と最大定格出力です。 変換効率とは、PCSで直流電流から交流電流に変換される際における、入力電力に対する出力電力の割合です。この数値が高いほうがエネルギーロスを抑えることができます。 また、太陽光発電システムが持つ本来の能力を発揮させるためには、最大定格出力がソーラーパネルの最大出力以上のPCSを選択します。

 

オプション機能の有無

前述したMPPTの有無や、自立運転機能といったそのほかの機能の有無もしっかり確認しましょう。自立運転機能とは、災害時や停電時に発電している電気を使用するための機能です。 機能が多くなれば当然価格も上がることになるので、予算と相談しながらどのような機能をつけるかを考えなければいけません。

 

保証期間や価格

保証期間は可能な限り長いほうがいいでしょう。価格もメーカーにより異なりますので、いくつかの業者で相見積もりをすることをおすすめします。

 

 

 

よりよいメガソーラーの導入のために

自社の必要事項を満たすPCSを選ぶことは大変重要です。せっかく導入したメガソーラーもPCSの選択を間違えてしまえば、台無しになる可能性もあります。PCSもメガソーラーもとても高価な買い物です。今回紹介した選び方を参考に、自社に合ったPCSを選びましょう。

 

参考:

 

 

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