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    フォード社:クーリングユニットのメンテナンスと効率性の検証によって、機械の稼働率向上のためのコスト削減可能性と推奨度が明らかに

    ケルンのフォード社エンジン工場では、クーリングユニットの故障に起因する運転停止が1年間に何度も繰り返し発生していました。 これに伴い、フォード社は、リタールが提案した、製造者に依らないすべてのクーリングユニットの目録作成および潜在的なエネルギー節約の可能性調査の申し出を即座に受け入れました。 リタールのサービススペシャリストによる分析では、設置されていたクーリングユニットの11%に対して、修理および交換が急務であると示されました。 さらに、包括的なエネルギー効率の計算結果から、10年以内に 50万ユーロ以上の節約を実現し、わずか2年半足らずで新しいクーリングユニットへの投資資金を回収することができることがわかりました。

    「リタールが行った調査により、私たちの工場に大幅な省エネの可能性があることが証明されました。」

    フォード社 ケルン工場 プラント工学&環境 マネージャー Helmar Bencker氏

    リタールの製品は世界中のどんなところで使われているの?

    さまざまなメーカーの 220台以上のクーリングユニットをテスト

    リタールの技術者は、フォード社のケルン工場で、リタール製温度管理機器と他社製品両方合わせて 220を超えるクーリングユニットのメンテナンス状況を調査し、汚れの蓄積、損傷、そしてベアリングの騒音について、クーリングユニットの各コンポーネントを確認しました。そして、メンテナンスチェックリストを作成し、多くの改善提案をしました。その分析の結果、設置されている 220台の盤用クーリングユニットのうち 25台が故障しており、修理または交換が必要であったこと、そして、これらのシステムの大部分は、平均使用年数わずか5年の他社製品であったことが示されました。

    リタールの Blue e +クーリングユニットによる実証テストを高く評価

    サービスチェックと並行して、リタールの技術チームはエンジン工場に実証テスト用の設備を設置しました。 2016年7月以降、2.6 kW のリタール製の Blue e + クーリングユニットと他社製の 2.5 kW クーリングユニットとで製品の比較テストを行いました。最初の調査結果によると、Blue e + クーリングユニットは他社製のシステムと比較して 88.9% の省エネ効果があることが明らかになりました。

    盤用クーラーシリーズ

    製造工場のメンテナンス管理者もこの結果に感銘

    収集したデータに基づいて、リタールはフォード社ケルン工場の総合効率計算をまとめました。 150台のクーリングユニットを、リタールの「Blue e」および「Blue e +」に交換すると、耐用年数を10年とした場合、552,000ユーロのコスト削減と、276.3トンのCO2排出量削減が可能になります。投資額を差し引いて、回収期間はわずか約2年半となり、通常 3年半とされる必要回収期間よりも明らかに短くなります。

    その効率的な製品とコンサルティングサービスの貢献によって、リタールのクーリングユニットは再びフォード社の技術納入仕様書に含まれるようになりました。これはリタールのサービスチームと新しいコンサルティングサービスに対する大きな支持を表しています。