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バスバーシステムとは? 従来の分電・配電方式との違いや導入メリットを解説

作成者: admin|Sep 8, 2026, 12:44:59 AM
バスバーシステムとは、主に低圧電源の分岐配線に使用される配電システムです。欧米では、経験や技能の異なる作業者が担当しても、同じ品質で製作・施工できる仕組みづくりが重視され、広く採用されています。近年は日本でも、人手不足や作業効率化への対応を背景に注目が高まっています。単に加工した銅バーを使用したバスバー(ブスバー)とは異なり、配電プラットフォームとして接続・分岐・保護機能が標準部品でシステム化され、省工数で品質の均一化を図れるのが特徴です。本記事では、バスバーシステムの基本構造や、従来の分電・配電方式との違い、導入メリットについて解説します。
 

バスバーシステムの用途

電源仕様
・最も使用される用途:低圧三相AC電源の分電盤、配電盤、制御盤
 ー電圧:低圧三相・単相AC1000V以下(特にAC600V以下)
 ー使用場所:工場、プラント、建物(ビル、データセンター、各種施設)、機械・装置(機器への分電) 

・今後多くなる用途: 低圧DC電源の分電盤、配電盤、
 ー電圧:低圧 DC1500V以下(日本国内の低圧はDC750以下)
 ー使用場所:定置用蓄電池、再エネ用PCS盤、水素関連設備、データセンター等

バスバーシステムの構成要素

・銅バー
・銅バー取付け用アクセサリ:銅バーの支え、絶縁カバー
・配線用アダプター
・保護機器用アダプター
・保護機器:サーキットブレーカー、ヒューズ、等

バスバーシステムのコンセプト

今回は、最も汎用的な分岐回路構成として、サーキットブレーカを用いて説明いたします。

電源分岐の構成

電源線を一番手前で受けて全体を保護するのが主幹ブレーカですが、その電源を各分岐する場合、分岐毎に保護するのが分岐ブレーカです。家庭用の分電盤も同じ構成です。
いくつか存在する主幹ブレーカと分岐ブレーカとの間の配線例を解説します。

分岐回路が少ない場合(例.2分岐)

『端子共締め』での分岐
2分岐なら、圧着端子を2つサーキットブレーカの端子台に共締めする場合が多い。

分岐回路が数か所の場合(例.3~5分岐程度)

『端子台使用』での分岐
共締めするには多いが、数か所なら端子台で分岐する方法を選択される場合が多いです。


分岐回路が多い場合(例.5分岐以上)

『銅バー使用』での分岐
銅バーに穴開け加工しタップを立て、その銅バーを設置し後、分岐毎にねじで規定トクルで締め付け配線作業をされる場合が一般的です。

バスバーシステムを使用した電源分岐の構成

バスバーシステムの基本

銅バー=バスバーを使用することは前述と変わりありません。銅バーの良さを最大限に活かし、工数を削減しつつ、使いやすく、どんな人が使っても均一性が保たれるシステムを目指して作られたのがバスバーシステムです。

バスバーシステムの銅バー

使いやすく、工数を削減することが目的でもあるため、銅バーは切断する以外は加工しません。従来の方法では工数がかかっていた、穴開け加工、タップ立てを排除しています。

銅バーをバスバーシステムにするには以下のものが必要です。

・切断した銅バーを取付ける土台: ①赤い土台
・主幹ブレーカからの電源線を配線する部品: ②左端の黒い部品
・電源線を分岐ブレーカに配線する部品: ③右から5つ並んだ黒い部品

これらの部品が準備されると、以下のように各ブレーカと配線していきます。
注目すべきは、分岐ブレーカの配線が配線部品(アダプター)と重なっている点です。配線しつつブレーカも搭載できることがバスバーシステムの特長であり、省工数だけでなく実装スペースも削減できます。

バスバーシステムと従来方法との比較

バスバーシステムの特長をより分かりやすくご理解いただくために、従来の銅バーによる分岐配線との違いを表にまとめました。

・工数比較
・工数以外の比較

バスバーシステムとは?

日本の盤製造は、これまで現場の高い技術力と工夫によって、高品質な製品づくりを実現してきました。一方で、人材確保や生産性向上への対応など、製造現場を取り巻く環境は変化しています。こうした中で、標準化された部品を活用しながら品質と効率の両立を目指す手段の一つとして、バスバーシステムへの関心が高まっています。今後の盤製造において、有力な選択肢の一つとなるでしょう。

 
 

バスバーシステムの構成例や適用機器について詳しく知りたい方は、カタログをご覧ください。
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 公開:2026年9月8日