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SHW Werkzeugmaschinen GmbH社:効率向上への不断の努力

作成者: admin|Dec 25, 2017 7:00:00 PM

SHW Werkzeugmaschinen GmbH社は、ドイツのアーレン-ヴァッサーアルフィンゲンに本社を置く工作機械メーカー 。同社の200トン移動式フライス盤PowerForce 8は、高性能大型マシニングセンターの標準となり、非常に素晴らしいサクセスストーリーです。この革新的な製品は、最適なエネルギー効率を達成するように開発、設計、製造され、2012年には、Sustainability in Industrial Production 部門でNortec賞を受賞しました。

「リタールの新型クーリングユニットは、従来機と比較してエネルギー消費が45%少なく、PowerForce 8稼働時の電力が年間3,047kW節約できます。」と、同社のConstruction Electrical Engineering部門長であるAlfons Egetmeir氏は述べています。

リタールの新型キャビネット(エンクロージャー)は、省エネ効果を発揮する重要要素の一つであり、同フライス盤は、類似製品と比較した場合、エネルギー節約は最大27%に達します。

最大限の効率向上を実現

開発者は、特にエネルギー効率の良さについて自信を持っています。エネルギー効率向上のためにいくつかの変更を加えて、同型機種と比較した場合、エネルギー消費を最大27%低減しました。具体的には、運転時間3200時間、平均スピンドル容量30kWで、年間66,000kWの節約になります。変更した点は、電力損の低減、可動部品数の削減、油圧部品の回避、ギア構造のないスピンドルドライブの採用などです。同フライス盤で最も省エネ効果を発揮したのは、主軸モータの自動制御フロー低減です。



試験済み冷却能力

キャビネット(エンクロージャー)の温度管理についてできる限りエネルギー効率を向上させるために、SHW WM社は、リタールのクーリングユニットを採用しました。リタールのクーリングユニットによるエネルギー効率向上のキーポイントは、新規ecoモード制御スイッチを使った制御用電子システムの設定最適化です。内部ファンの連続運転が不要な場合は、自動的に停止、電力消費を抑制し、機械工学的にもメリットがあります。「リタールのクーリングユニットを採用することで、マスター/スレーブとして装置を連結可能となりました。これは他社クーリングユニットでは実現できなかったことです。

ダブルの節約

2012年、SHW WM社は、PowerForce 8の開発による省資源と省エネ効果を認められ、Nortec賞を受賞しました。SHW社の受賞は、大型工作機械の開発、設計、製造のあらゆる工程で産業生産のサステナビリティへの組織的取組みが評価された結果です。