Meyer Werft:ITシステムも船に合わせて

Meyer Werft社は先日、世界で4番目に大きい旅客船となる、同社最大の船「ノルウェー・ジョイ」を完成させました。

ドイツ北部のパーペンブルクに本拠を置く造船所 Meyer Werft社は、世界有数の豪華客船メーカーです。創立は、1795年。近年では 25年以上にわたり、最先端のクルーズライナーを製造しています。
Meyer Werft社は先日、世界で4番目に大きい旅客船となる、同社最大の船「ノルウェー・ジョイ」を完成させました。強力なITシステムにより、4,000人以上の乗客と約2,000人の乗組員の安全かつ快適な航海を可能にしています。Rittalは、2つの船上データセンターに将来を見通したインフラを提供しました。

「リタールとは、長年にわたり信頼関係を構築してきました。信頼性と省スペースを必要とする船舶に、繊細なITコンポーネントを設置するためのスマートな方法を開発するために、共に協力してきました。」
Meyer Werft社 技術設計部 Frank Langen氏

船上の高性能 ITシステム

データセンターを組み込むことは、まさに造船における多くの課題の一つであり、専門知識が必要とされます。通常、旅客船上に大規模なIT機器のためのスペースを確保することは、重要となります。加えて、航海中はメンテナンスや修理が困難です。船が航海している間に機器が故障した場合、それらは容易に交換できることが必要不可欠です。さらに、ITベンダーが寄港先でサポートサービスを提供できると有利です。他の側面も考慮しなければなりません。 船舶用ディーゼルエンジンは常に振動を発生させるため、ITラックには特殊な防振ゴムを取り付ける必要があります。複数の地域を横断するクルーズでは、温度と湿度に極端な変動が生じる可能性があります。また、2,000人の乗組員が、高度なアクセス管理システムを必要としています。さらに、高可用性を確保するには、電源や冷却などのインフラストラクチャーを冗長化する必要があります。

7つの海で安心して

この種の大規模プロジェクトの計画は、何年も前から始まっています。重要課題には、最大限のスペース活用、さらに、データセンターの独立した運用、船上に常駐するサービスエンジニアチームによる管理と保守が含まれます。船が長年にわたって航海するには、高品質で長寿命な ITコンポーネントが必要です。船舶は、後々新たな目的地に合わせて再調整されることが多いため、柔軟性、拡張性、および交換が容易なITモジュールなどの追加要素があります。 サーバーラック、電源装置、冷却装置をすばやく簡単に統合するためには、高度な標準化が不可欠です。

船内に分散された ITシステム

「ノルウェー・ジョイ」には、2つのデータセンターがあります。これらは非常に離れたところに設置され、異なる火災ゾーンに位置しています。それらは従来の冷却ソリューションを使い、最大10台のリタール TS ITラックを使用しています。これらのラックには通気孔のない密閉型パネルが付いていますが、冷却能力 30 kW までのLCP(液体冷却パッケージ)は、適切な温度管理を保証します。複数の LCP がラックの側面に隣接して設置され、サーバーからの暖かい空気を直接冷却することができます。
システム全体は非常に効率的で、船舶自身のチラーは十分な冷却水を供給します。さらに、既に組み込まれている豊富な予備のデータセンターリソースが、船舶が新たな寄港地へ向かう際や、将来の用途の変更に備えています。

リタールは、船舶用データセンター向けリタール製品を世界中で保証し、スペアパーツの配送を含め、メンテナンスが必要な場合は、グローバルなサポートも提供します。

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